僕の小さなお姫様

「ほら、行かないと」

「あ、はい!」

考えるのは、あとにしよう。

私は、校門に向かった。

「あ、いたいた“会長”。またこんな所で寝てたのか?」

「うん、気持ちよかったよ」

「たく、これから入学式だぜ」

「分かってるよ、だけどここで寝ていてよかったよ」

「なんで?」

「僕の小さなお姫様に、また出会えたから」

「小さなお姫様?」

「ほら、行くよ翔吾(しょうご)」

「はいはい」