「待って永久」

「は、はい?!」

「好きだ!」

「…え?」

今先輩なんて言ったの?

もし聞き間違いでなければ、「好きだ」って……。

「え、えっと…」

心臓の鼓動が早くなる。

「好きだ永久。返事は今すぐじゃなくていいから、考えてくれないか?」

「は、はい!」

「じゃぁ、また明日」

私は、先輩の姿を見届け、自分の頬を触れてみる。

「熱い…。この感情はなに…?」

胸がドキドキするし、顔も赤い気がする。

初めて男の子に告白されたから、混乱しているのかもしれない。

「先輩が…、私を好き?」

「好きだ」という言葉を自分の中で繰り返す。

「どうしよう」

私…、時雨先輩に恋しちゃった!