ピピピピピピピ…………… んー…。 「ん…。」 朝か…。 「美鈴、起こした?」 どうやら貴也のアラームみたい。 「んーん。 起こしてくれてありがと。」 私は朝から貴也の腕にしがみついた。 「今日はずいぶん甘えてんな。」 「いいじゃん。」 「いいけど。」 貴也もずいぶん優しいね。 「美鈴、そろそろ起きよう。 飯食わねーと。今日は忙しいだろ?」 「んー。そうだね。 起きよ。」 私たちは一緒に起きた。