居場所をください。




「よし、できた。

美鈴、飯にしよ。」


私がテレビに釘付けになっていると

貴也が私を呼んだ。


「はーい。」


私はテレビを消してダイニングへ向かった。


「オムライスだ!すごーい。ふわふわ。

それに野菜スープも!」


いつの間にできるようになったんだろ…。


「写真撮っていい?」


「いいよ。」


私は写メを撮って椅子に座った。


「うわーおいしそう。

食べていい?」


「当たり前。」


「いただきまーす!」


私はオムライスを口に運んだ。


「おいしい!」


これソースも手作り…だよね?


「だろ。」


本当いつの間に…。