居場所をください。




買い物を済ませてマンションへ戻る。


「美鈴、なんで後ろにいんの?」


「あぁ、写メとるから前向いて歩いて。」


「はいはい。」


スーパー袋を持って歩いてるなんてレアだもん。


写メを撮って貴也の横へ戻る。


「つーかこんな近所で写メいいのかよ。」


「あ、そっか。

モザイクかけとく。」


無防備でした。



そのあとすぐマンションにつき

貴也の部屋へ向かった。


「なぁ、今日泊まってけば。」


「え、でも明日朝から仕事だよ?」


「俺もだし。何時?」


「8時迎え。」


「俺も。ちょうどいいじゃん。」


「わかった。

じゃあちょっと服とか持ってくるね。」


私は一旦部屋に戻り、

着替えや部屋着など必要なものを持って

貴也の部屋へいった。