お昼を食べたあと、SNSに私たちが ここにいることがアップされていたので 私たちは足早にショッピングモールを出た。 「なんで勝手に写メ撮ってあげるかな~。」 「仕方ないじゃん。 私たち変装0だもん。」 「ってか行きたいとこある?」 「んー、お任せします。」 「じゃあさ、俺行ってみたいとこあるんだよね。」 「行ってみたいとこ?」 「おう。混んでそうだけど、いい?」 「うん、いーよ。私は慣れてるし。 どこ?」 「ついてからのお楽しみ。」 貴也はそういってタクシーを拾った。