居場所をください。




あ、そうだ。

えーと……………


「夏音。少し早いけど誕生日プレゼント。」


私はさっき買った服を夏音に渡した。


「えぇ!うそー!覚えててくれたの?

すっごい嬉しい!大事にするね!」


「喜んでくれてよかった。」


「俺の誕生日も期待しとくわ。」


「え、高橋にもあるの?誕生日。」


「あるわ!6月17日だし!」


「へー。貴也と一ヶ月違いか。

覚えやすいね。」


「おう。」


ふーん。


「ま、高橋には夏音いるし。」


「いや、遠慮すんなよ。」


「してないわ。

大体、あんたと友達になった覚えはない。」


「うわ、まだそんなこといってんのかよ。」


「もう今さらか。」


「そうそう。気にすんなよ。」


ま、高橋面白いからいいけどね。