居場所をください。




それから買い物を済ませた私たちは

ファミレスへ移動した。


あれから私は何人かに声をかけられた。


やっぱりバレるもんだね。

まぁいいけどね。


「ね、二人とも写真撮ろ。」


「おう。」


「いいよ。」


私は手を伸ばして

なんとか三人で写真を撮った。


「ブログ、載せていい?」


「「いいよ。」」


「よかった。」


今日はいっぱい書けそう。


「ってか朔也、ヤンキー化してない?」


「してるな。」


「高橋も若干…。」


「朔也ほどではないだろ。」


「夏音はいいの?

こんなヤンキーみたいなのが彼氏で。」


「おい。」


「んー、でも瑠樹くんは気も強いし

頼りになるから別にいいかな。」


「なるほどねぇ…。

確かに絡まれてるときに高橋が来たら

みんな逃げそうだね。」


「どういう意味だよ。」


「そういう意味だよ。」