「ママ、写真ブログ載せていい?」 「いいわよ。もちろん。」 「ありがと。 じゃあ私友達と約束あるから帰るね。 また来るね!」 「ええ、いつでもおいで。」 「ありがと。」 それから私は施設を出て 歩いて一高まで向かった。 下校途中の同級生にはさすがに気がつかれるけど いちいち気にしていられない。 私は夏音のところへ急いだ。