居場所をください。





「美鈴、相変わらず毎日更新しててえらいな。」


「長曽我部さんの指示ですから。」


長曽我部さんの指示は絶対なのだ。


私は貴也の隣でブログを書き上げた。


「写真、1枚しか載せねーの?」


「だって今日撮る暇なくて…。」


自分のコーディネートだけだ。


「あ、今の貴也をとろうかな。」


「てきとうだな。」


「いいじゃん。

はい、撮るよー。」


貴也は私がカメラを向けると

手で顔は隠したけど撮らせてくれた。


「これはこれでいいかも。」


私は貴也の写真つきでブログをアップした。


「昨日から俺ばっかじゃん。」


「いいじゃん。」


「いいけど。」


付き合ってるんだしね。



「そーだ。あげる。」


私は貴也にこの部屋の合鍵を渡した。


「え、まじで?」


「だって、いつも連絡するの面倒でしょ?

いつでもどーぞ。」


「さんきゅ。」


貴也は嬉しそうに鍵を受け取ってくれた。