居場所をください。




車で数分の私たちのマンションにも

多くの報道陣がいた。


「私たち、一緒に降りていいの?」


「だめなら長曽我部さんは

一緒に帰らせたりしないよ。」


あ、そっか。


「美鈴ちゃんは明日オフだけど

学校行く?」


「貴也か隼也は学校行く?」


「俺は行かない。」


「なら私もいかなーい。」


「適当だね。」


まぁ…たまには休みたいです、私も。


「じゃ、明日は来ないね。

貴也は午後からだから。」


「おう。了解。」


「じゃ、お疲れ、二人とも。」


「お疲れさまでした。」


佐藤さんに挨拶をして

私は一気に車から降りた。


私に続いて貴也も。


まー、もちろん一気にマスコミが押し寄せてきたわけで

貴也は先に私をいかせたので私がエントランスを開けようとすると


「すみません、ここだと他の住民のご迷惑になるので

なるべくここは控えてください。」


マスコミに頭を下げていた。


そういう配慮までできるなんてね。


私がエントランスを開けると

貴也はすばやく中へ入った。