居場所をください。




コンコン…


「長曽我部です。」


「どうぞ。」


「失礼します。」


長曽我部さんに続いて私も入り

ドアを閉めた。


「父さん、美鈴連れてきたけど。」


「あぁ、さんきゅ。」


おぉ、一気に変わった。

親子だね。うん。


「えっと、私に用があったんですよね?」


「仕事じゃないから敬語じゃなくていいよ。」


「あ、うん。」


「えーっと、これこれ。

これを渡したくて。」


そういって私に封筒を差し出した。


「美鈴のお母さんの写真だよ。」


その言葉を聞いて私は中を出した。


「お、母さん…。」


確かに私に似てる。


「星菜の誕生日は7月1日。

命日は11月1日だよ。」


「…そうですか…。」


一緒に写ってるのは社長だろうか…。

若い。


長曽我部さんはこれを見て

何を思うのだろうか…。