「う、わぁ…すごい…。」
遠くに見える会社には多くの報道陣…。
「笑顔、忘れんなよ。」
「はーい。」
車は報道陣の横を通り、駐車場へ入る。
車を降りた長曽我部さんを見て
マスコミが押し寄せ
そのタイミングで私がおろされた。
「五十嵐さん!」
私は長曽我部さんに守られながら
すぐそこの社員用口を目指す。
「今の心境は!」
えぇ!?
大変です…じゃないし
楽しいです…も違うし…
返答に困っていると
「幸せですって言え。」
長曽我部さんが小さく言った。
私は歩きながらマスコミに笑顔を向けて
「幸せです。」
とだけ答えて社内へ入った。
「ふー…すごいね。」
「とりあえず社長室へ行こう。
報告と、昨日のこともな。」
「あぁ、うん。」
私たちは社長室を目指した。


