居場所をください。




「あ、美鈴があげたやつ

もう出てる。」


貴也の言葉にテレビへ視線を戻した。


「あ、ほんとだ。

さすが生放送だね。」


長曽我部さんも写ってる。うん。


そのあとすぐ貴也のところに佐藤さんから連絡が来て

私たちは下へ向かった。


「貴也、なんか聞かれても

笑顔で対応しろよ。」



「はい。

行ってきます。

じゃな、美鈴。」


「うん。頑張ってね。」


また夜に、ね。



私たちはアイコンタクトをとって

それぞれ車に乗り込んだ。


「今日もがんばろーっと!

で、今日なに?」


「打ち合わせからのテレビ。しかも生。」


「はは、いきなりだね。」


「貴也も今日生入ってるし

まぁ映画の番宣だけど

視聴率が楽しみだな。」


「そうだね。」



私たちはとりあえず会社に向かった。