「……………長曽我部さんタイミング悪すぎです。」
「ったく。
俺んちなの忘れてんなよ。
俺もいるんだからな。」
「別に忘れてた訳じゃないよ。
長曽我部さんが遅いから。」
「遅いから、キスでもして待ってようってか?」
「いいじゃん、付き合ってるんだから!」
「16歳にははえーよ。」
「長曽我部さんは遅かったんだ。」
「は?んなわけねーだろ。」
「じゃあいいじゃん。」
「美鈴にはまだ早い。」
「意味わかんないんだけど。」
「……………兄弟ケンカはそこらへんにして
長曽我部さん、確認してください。」
言い合う私たちを貴也が止めた。
「あ、おう。」
長曽我部さんは貴也の書いたものから確認を始めた。
「美鈴。」
貴也が小声で私を呼び、私が隣に座ると
キスをした。
「やっとだな。」
そういって笑う貴也は大人びて見えて
いつもよりかっこよかった。
「ま、俺にはバレバレだけどな。」
そういってこっちを見る長曽我部さん。


