居場所をください。




そのあとお味噌汁も飲んで

貴也のご飯とお風呂待ちの間に歌詞を書く。


えーと、ラブソングだし

気持ちそのまんま書けばいっか。


"今ならわかる 君の言った特別が

今ならわかる 君のしたキスの意味が"




……………止まった。

どうしよう。意外と難しい。



うーん…。


"君という光を見つけた私は

またひとつ居場所を見つけて強くなった

次は君の居場所を求めて

私も一緒に旅に出よう

君が安心していられる居場所を求めて

君が本当は弱いことを私は知っているから"



ふー、これでいっか。


「長曽我部さーん。できたよー。」


「はいよ。」


歌詞を確認する長曽我部さん。


「……………字数足りるか?」


「う、やっぱり?」


「貴也だってどうせバレバレなんだし

もっと好きなとこ書けば?

15文字くらいで。」


「逆に短すぎて難しい。」


15文字って。


"今日も私は君を想い

この歌をうたう"


「少しオーバーしたけど。」


「長い分には編曲でどうにかする。」


ま、これでいっか。