居場所をください。




それから私は貴也と長曽我部さんの車にのって

移動した。


「来週の火曜日な、公表。」


いきなり長曽我部さんがいった。


「二人同時に更新しよう。

つーことで一緒にいる時間を作れよ。


ま、夜だな。

二人とも仕事だし。


翌日はマンションにマスコミが来るかもだし

二人とも俺んち来い。」


「はーい。」


なんとも計画的ですね。


「それまではバレんなよ。」


「大丈夫です。俺は。」


「ちょっと貴也。俺はってなに。

私も大丈夫ですけど。」


「へぇー。」


……………相変わらずむかつく。

それでも私の彼氏か。全く。