居場所をください。




「あーもーわかりました。

じゃあ今日は諦める。


公表してからならいいんでしょ?」


「おう。それならいーよ。」


「じゃあそれまで我慢しまーす。」


「美鈴は歌詞を考えてろ。

せっかく早く終わったんだからな。」


「はぁ、歌詞か。そうだね。」


そんな会話をして食堂についた。


「貴也。」


すでに待っていた貴也に

私は駆け寄った。


「だーかーらー!」


長曽我部さんに引っ張られた。


「そんな顔して近寄ったらバレバレだろ。」


「……………スイマセン。」


「お前の演技力はどこへいったんだ。

まったく。」


長曽我部さん、完全にあきれてるよ。


「はは、あほかよ。」


貴也なんて笑っています。