居場所をください。




「ね、写メ撮ろ。ブログ用に。」


「おう、いーよ。」


私たちが写メを撮ったところで

やっとオッケーが出て撮影終わり。


気がつけばもう夕方だ。


「佐藤さん、このあとはー?」


私たちのところに佐藤さんが戻ってきた。


「二人とも打ち合わせあるから

会社へ戻る。

着替えてきて。」


ということなので私たちは待合室へ戻った。



髪の毛が崩れないように

丁寧に着替えをした。



忘れ物は…ないよね?


と確認してるところに


コンコン…


誰かが来た。


「どーぞ。」


私が返事をするとドアが開き、

貴也が入ってきた。


「どうしたの?」


「いや、別に。」


「もうそろそろ行けるし

ちょっと待ってね。」


私が荷物の確認をしてからカバンを持ち


「行こ。」


貴也に言うと

貴也が近づいてきてキスをした。


「あんま妬かせんなよ。」


「…え?私に言う?」


「佐藤さんにあんま触られてんなよ。」


そんなことを言う貴也がなんか可愛くて

思わず笑ってしまった。


「貴也も、あんま他の子にキスしてないでよね。」


「したくてしてるわけじゃねーし。

お前にするのとは別。


……………さっさといくぞ。」


貴也は少し照れながら

私の手を引いて車へ向かった。