居場所をください。





それから私は歌のレッスンを済ませてから

早めのお昼を食べて

佐藤さんは貴也のところにいかなきゃみたいで

私は長曽我部さんを待っていた。


「五十嵐さん。」


ん?


食堂で一人で座っていると

聞き覚えのある声で話変えられた。


「あ、栗山さん。

初めまして。」


「初めまして。」


うん、思ったより雰囲気良い。

テレビで観るより好きかもしれない。


「ちょっといい?」


「はい。

あ、どーぞ。座ってください。」


「ありがと。」


栗山さんは私の前に座った。

この人が私のところへ来た理由は絶対


「佐藤さんのことですか?」


佐藤さん以外にありえない。


私は小声で栗山さんに聞くと

栗山さんは小さく頷いた。


「場所、変えませんか?

ここにもう少しで長曽我部さんが来るので。」


私の案に栗山さんが賛成し、

空いていた会議室に入った。