私はさっさと服を着て和也の部屋を出て

自分の部屋へ入った。


「美鈴、また和也とー?」


「……………だったら何。」


「手ぇ出さないでよね~。」


こいつは私の相部屋の藍子。

2年前、親が死んでここにきたのだ。

そして和也のことが好きなんだ。


私と和也との関係を知ってて

わたしのことをよく思っていない。


「私に言わないで。」


どいつもこいつも…。