居場所をください。




「すごいね、美鈴。

別人みたい。」


「はは、演技力ついたよね。」


声かけられるなんてね。

私にもファンと言うものができるのか………。


「あ、美鈴あったよ、めがね。」


「あ、うん。」


それから私はめがねを試着して

夏音と盛り上がった。



「よし、これにする!」


「うん。いいと思う。」


私はめがねを買って

とりあえずすぐにかけた。


「そういえば高橋とは順調?」


「今ケンカしてるんだ~。」


「え、なんで?」


「……………内緒。」


「え、なにそれ。」


「いいの、気にしないで。」


もー、気になるじゃん。