居場所をください。




そしてスタジオ入り。


「いいか、俺もスタジオで監視してるけど

変な質問には笑ってごまかせよ。

墓穴は掘るなよ。」


「はい。」


そして私はスタジオへ入った。


「よろしくお願いします。」


「あ、五十嵐さん2回目だね。

よろしくね。」


「南野さん!はい、よろしくお願いします。」


南野さんはデビューの日に

番組をご一緒した。


「今、すごい噂されてるね。」


「えぇ…まぁ…。」


「実際のところどうなの?」


「本当にただの友人です。

友人としては確かに仲は良いですけど…。」


「そっか。

じゃあ噂も早めに鎮まるよ。

それまで頑張ってね。」


「はい、ありがとうございます。」


私はMCの南野さんと別れて

指定された席へ座った。