居場所をください。




「なんか、美鈴の理想的な家とかあんの?」

「ん?んー、
うちのツリーって180センチじゃん?」

「あ、あぁ」

「2メートル以上のツリーを飾れるリビングがほしい!」

「いやそれ、絶対ここでも叶うじゃん」

「でも邪魔じゃない?高さだけじゃなくて横幅もでっかくなるから絶対邪魔だと思うんだよね。
180でもあれだけ場所取ってるわけだし」

「・・・確かに」


でっかいツリーの下に、子供たちのクリスマスプレゼントを置きたい。
幻想的なクリスマスを過ごしたい。

自分の子供の頃の夢だけど、それを自分の子供たちにしてあげたいんだ。


「ん、ごちそうさん」

「はーい」


貴也が食べ終わると私はすぐに食器を洗い、キッチンをキレイにしてから、私はまた貴也のドラマの続きを見た。


「…またそれ?好きだな」

「いいじゃん」


だって、この貴也一段とかっこいいんだもん。
実物には負けるけど、やっぱりかっこいいんだもん、

ラブストーリーだけど、それはそれでかっこいいんだもん。


「…美鈴さ、俺のラブシーンとか見て平気なわけ?」

「え?あー、うん」


全然平気。
だって、私は知ってるもん


「…俺はまだ美鈴が隼也とか将太とキスしてんの思い出すだけでもむかつくのに」

「ちょ、貴也っ…」


貴也はそういって、私の横に座って私にキスした、けど

ちゃんとわかってるもん


「平然と俺のキスシーン見てるの、ちょいむかつく」

「…ふふ、」

「…なに笑ってんだよ」

「だって、そうやっていじけてる貴也
こういう時にしか見れないんだもん」


20歳過ぎてどんどんかっこよくなってって
25歳、仕事もすっごい増えてて、でもいつ見てもかっこいいけど


「…なに、それ」


そういういじけた可愛い顔
前と変わらない、ちょっと幼くて可愛い表情

私にしか、見せないもんね。