「お疲れさまでしたー。」
ふぅ。
「お疲れ。」
「長曽我部さん。
どうだった?」
「よかった。
楽しそうだった。」
「楽しかったもん。」
私がそういうと長曽我部さんは微笑んだ。
「……………長曽我部さん、
ありがと。」
「なんだよ、急に。」
「長曽我部のおかげだから。
ここまでこれたの。」
「……ばーか。お前の実力だよ。
さっさと着替えてこい。」
「はーい。」
私は楽屋へ戻った。
私の実力だけじゃここまでこれなかったよ。
長曽我部さんが私を見つけてくれて
長曽我部さんがいっぱい頑張ってくれたから。
だから、ありがと。


