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「今日は完璧だな。」
「でしょー？」
歌って約30分。
第一衣装チェンジ。
そして生中継だ。
私は長曽我部さんと急いで
あの着替えルームへと向かった。
お得意の早着替えタイム。
「髪の毛暑い。なんとかならない？」
「アンコールまで我慢しなさい。」
「はーい。」
佐々木さんに手伝われ
私は即衣装と髪型チェンジ。
水分補給もして
３分後には、長曽我部さんと
ステージを目指していた。
「予定通りだな。
これが終わって美鈴が袖から登場。
1分21秒後にカメラが切り替わる。
歌はフルで歌うからな。
中継終わったら一旦掃け、
イヤホンチェンジ。
これ、片耳はテレビ用だから。
ステージ目の前に番組スタッフがいる。
カンペもあるから
テレビと一緒だな。」
「ん、了解。」
「よし、行ってこい。」
繋ぎのパフォーマンス終了と同時に
私はステージへと走って出た。
それと入れ替わりに、ダンサーは掃け。
ステージには私とバンドさんだけになった。
「みなさん、こんばんは！
五十嵐美鈴です！」
そういうと、会場は盛り上がったけど
それをのんきに聞いてる場合ではない。
「ここでね、みんなにひとつ
大切なお知らせがあります！」
