「……よし!まとまった。
花つけてくよー。」
「花?」
「髪飾り。」
「へー、そっか。かんざしとかつけるもんね。」
にしても、きれいにまとまってる。
エクステついてないのに
髪の毛巻いてもないのに
逆毛をたてたわけでもないのに
どうしてこんなにボリュームが出る?
中はどうなってるんだろ……
でもほどほどのボリュームが好きだ。
「振袖が白で帯が赤だから
赤のお花と白の羽根をつけてくねー。」
「うん。
……え、2つつけるの?」
「うん。
でも羽根は小さくて
散らすだけだからバランスはいいよ。」
何て言いながら、
大きな赤いバラの髪飾りを
もう頭につけていた。
とっても豪華なものを。
なんかキラキラしたものまで
垂れてるし。
「よし、オッケー。
えーと、腕時計だけ外してね。
あとのはつけててもいいけど。」
「うわー、すごい。
成人式の時も佐々木さんにお願いしたいよー。」
「はは、スケジュールが合えばね?
それより着替えるんだから早く立つ!」
「あ、はい。」
成人式かぁ。
全然楽しみじゃないや。
でもきっと藍子にむりやり
連れていかれるんだろうな。
仕事だったらいいなぁ。
……いや、わざわざ社長がこれ買ったんだから
休ませて成人式に……
ありえる。


