メインエントランスをみて
外へ出て物販エリアや
すでに作られたソバや甘酒コーナー、
ファンクラブ入会コーナーや
CD先行予約コーナーを見て回った。
「何かあれば言ってね。」
「……特にいうことなし、かな。
これ全体的に長曽我部さんが
デザインとか考えたでしょ。」
「え、よくわかったね?
長曽我部さんが全部指示したよ。」
「やっぱねー。」
すでに作られたコーナーのデザインが
どれもこれも日本の年末年始という感じで
私が大好きなものばかりだった。
こんなにも私のことを
ちゃんとわかってくれてるのは
長曽我部さんしかいないから……
「……なんか
チェックにきたけど言うことないや。
あ、ここは?」
「ここは喫煙所。」
……そんなものまであるのか。
まぁ吸う人だっていて当たり前だもんな。
「……寒いし、帰る。」
本当に言うことなし。
なんのためにチェックにきたのか
さっぱりわからないよ、これじゃ。
「……あ、そういえば貴也とケンカ中なんだって?」
「あ!そうだった……
帰りたくないなー」
「でも確か貴也は今日外泊予定だったはず。」
「え、そうなの?
ってかなんで佐藤さんが知ってるの?」
「仕事の都合で帰れないから。
でも早く仲直りしてよ?
あいつ、美鈴ちゃんとケンカすると
俺にめっちゃ八つ当たりしてくるし。」
「…まぁ、そのうちすると思うけど。」
「じゃあ帰ろっか。」


