居場所をください。




━━━━━━━━━━━━━━・・・・


「じゃあお先にねー!お疲れさま!

あ、明日みんなよろしくね!」


練習を終え、明日から本番だというのに

みんなにはさらっと挨拶をして

すぐに倉庫を出た。


「すぐつくけど

さっき録ったやつチェックしといてね。」


佐藤さんは車に乗り込むなり、

全体の練習風景を録画したビデオを

私に渡してきた。


後半は瞬がいたから

動きは大丈夫だとは思うけど

それ以外がね。

長曽我部さんがいないなら

私がするしかないから。


「渋滞なければ5分でつくからね~」


「はーい。」


もうなんかそのうち私は爆発するんじゃないか

忙しすぎる状況だけど

それでもここを乗り越えないと

長曽我部さんに安心してもらえないから。


長曽我部さんがいなくたって私は

ちゃんとできるんだって

たった数時間で証明できるものではないけど

自信には繋がるから。