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「お腹すいたー」
そして夕方になるとハルは静かになる。
お腹がすくとまったく踊れなくなる、この男。
「俺ももう限界…」
そしてそれはケンさんも一緒だった。
私がデビューをしてから
ずっとお世話になっている
最高のダンサーと最高のギタリストは
お腹がすくと力がでなくなる。
「今日のお弁当はチキンか魚かカレーね。」
「私チキン~。」
「俺も。」
「俺はカレーね。」
ま、そんな子供らしい二人のことも
だいすきなんだけどね。
そして私も人のことは言えないくらい
お腹がすくと元気がなくなるタイプだ。
「美鈴ちゃんはこっち来てねー。」
「えー」
久しぶりに会ったケンさんも
会話でもしようとみんなが
ケンさんの回りに集まる中
私と佐藤さんだけ、またテーブル。
私もケンさんの話を聞きたいよ。
「なに?仕事?」
「んーとまずこれ。サンプルCD。
今回は3枚あるんだって。」
おぉ、いつもより1枚多いね。
「ありがと。」


