居場所をください。




深夜2時、この静かになった倉庫で

私は長曽我部さんと二人で仕事をしていた。


「はぁー…赤ちゃん可愛い。」


仕事をしている。

…といいつつ、瞬からきた

生まれたばかりの瞬の子供の写真を

ずっと見ていた。


「美鈴って子供好きなわけ?」


「そうでもないよ。

でもやっぱ施設の子供たちとか

瞬の子供とかは可愛いかな。

施設の子供たちなんてさ、

小学生以上になるとめっちゃ生意気で

クソガキもいいとこなんだけど

それでも可愛い可愛い弟と妹だよ。

優輝なんて最近私に冷たいんだけど

それがもう悲しくて悲しくて。


…優輝は赤ちゃんの時に施設にきたけど

こんな生まれたばっかりの赤ちゃんは

さすがに初めて見たよ。新生児ってやつ。

お祝いあげないとー。」


なにがいいかなぁ…

そもそも性別すらまだ聞いてないし

しかも二人目だから

必要なものとかはすでに家にあるよね。


んー、なにがいいかなぁ…

出産祝いなんて初めてあげるし

よくわかんないし

また自分なりに調べてみるか。


「ってか美鈴、なんで急に髪暗くしたわけ?」


「私はもともとこういう人なの。

…まぁ、貴也と同じ色にしたかったから。」


「はぁ?」


「まぁ気分的なものだよ。

春がきたらまたきっと明るくするし

今は冬だから。

それより手が止まってますけど。」


「美鈴もな。」