居場所をください。




それからスマホをチェックし

"駐車場にいる"と貴也からの連絡を確認。

お金を払って……


「あ、ブログに載せるのは

明日のお昼以降にしてください!」


と美容師さんにもお願いをしてから

お店を出て駐車場へと向かった。

といっても、裏口出たらすぐなんだけど。



━━あ、いたいた。


「お待たせしました!」


ナンバーもちゃんと確認してから

私は貴也の白い車の助手席のドアを開けた。


「…………は?え、美鈴?」


「彼女の顔を忘れないでください。」


「いや、そうじゃなくて

……それなに、イメチェン?役作りかなにか?」


「いやいや、貴也と一緒にしないでよ。」


「長曽我部さん、

ずっとツートーンにこだわってたのに

なんで急に一色にしたわけ?

しかもそんな暗く。」


「今回は自分で決めたの。

長曽我部さんは関係ないよ。

どう?似合ってる?」


「あぁ…まぁ似合ってる

っていうかなんか戻ったな。」


「でしょ?

はぁ、お腹すいた。もう10時じゃん。」


「なんか食ってくか?」


「うん!

もう今日は作る体力残ってないです。」


「はいはい、わかったよ。

でもマスターんとこな。」


「はーい。」


…さてと、明日の長曽我部さんの反応

楽しみだな。