居場所をください。




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「……ん、美鈴ちゃん」


「……ん…はい…」


「あ、おきた?

終わったよ。」


……あれ、やっぱ寝てたか…


「……え、あれ?全部終わりました?

シャンプーしました?」


「え?うん。

一応声かけはして洗ったけど

覚えてない?」


「全然…」


まぁ…ここは立たなくても

そのままシャンプーできるけどさ…

でも普通起きるよね?

私どんだけ寝てたんだ…?


「で、これで大丈夫?

がっつり暗くして、エクステもつけず

地毛を整えただけだけど。」


「うわー、すごい。

うん、これで大丈夫です。」


ばっさりショートにしてから

時間はたったけど

思ったより伸びてないね。

胸上か。で、チョコレート色の髪の毛。

なんだかデビュー前に戻ったね。


まぁ、あの頃は髪の毛黒かったけど。


「本当にこれでいいの?

ひかるに怒られない?

俺が怖いんだけど。」


「大丈夫ですよ。

もう好きにしていいって言われましたし。」


もう、長曽我部さんの決めたことはやめる。

長曽我部さんの力がなくたって

私は絶対この道を歩き続けてやるんだ。


「ありがとうございました。

よく眠れました。」


「いえいえ。

写真は?撮る?」


「あ!お願いします!」


「じゃあ店の方のカメラでもお願いね~。」


「イメージモデルを雇うときは

ぜひ私に声をかけてくださいね。」


「はは、ひかるみたいなこと言わないでよ。」


ま、ここに通う芸能人は多いし

なかなか難しいかもだけど。