居場所をください。




「はい、どうぞ。」


「あ、ありがとうございます。」


「じゃあエクステとっていくねー」


……はぁ…なんかほうじ茶の香りで癒され

この人の触り方が優しすぎて心地よくて、

本当寝そう…


「はは、眠そうだね。

頭かくかくしてる。」


「…んー、もう眠くて…」


「シャンプーまで我慢してねー」


お、おう。頑張るよ……


「そういえばひかる、結婚するんだって?

しかも里美さんと。」


「あー、はい。

そうみたいですね。」


「そうみたいって。

あんまり話聞かないんだ?」


「はい。こちらから聞いても

あんまり話したくないみたいで

私には全然話してくれないですよ。

話してくれるときも嫌々ですし。

しかも私、たぶん里美さんに嫌われてるんで。」


「え、そうなの?なんで?」


「んー、まぁ私が長曽我部さんを

独占してるからですかね。

離婚したのも私のせいみたいですし。」


「え?

……え、もしかして美鈴ちゃんって

ひかるの妹…?」


「あー、はい。ご内密に。

長曽我部さん怒るんで。」


「あー、そういうこと…

美鈴ちゃん自身はひかるが結婚して

やっぱり寂しいもんなの?」


「……長曽我部さんには言わないでくださいね?」


「大丈夫大丈夫。」


……ほんとかよ。