居場所をください。




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「…はい、オッケーです。

とりあえず休憩~。」


それからちょこちょこ休憩を挟み、

夕方から一通り全通ししてみた。


数日前に大幅変更したにも関わらず

ダンサーも、バンドさんも完璧だった。

……のに。


「美鈴、ちょい来い。」


ダンスは間違えるわ、歌詞は間違えるわ、

挙げ句の果てに登場シーンまでも間違え

私だけがボロボロだったから

鬼化した長曽我部さんが私を待っていた。


「……はい、なんでしょう…」


「明日までに全部覚えてくるように。」


そういって、分厚い分厚いファイルを

私にすべて渡した。


時刻はすでに19時半。

明日までにと言うけれど

明日はもうすぐそこまで来ているんだ。


「31日の方もこのあと通すからな。

ちゃんと覚えてるんだろうな。」


「そっちはもうバッチリ!!」


……そんな怖い顔で言われたら

そう言うしかなくなる。

まったく……


「飯食ってさっさと休め。」


……もう、そんな怒らないでよね。