仕方ないから
金色のロゴの入った白い紙袋から
赤の包装紙に包まれた箱を取り出して
Merry X'masと書かれたカードを置いて
丁寧にテープをはずして
包装紙をはがしていった。
「……箱も開けるの?」
「うん、開けて。」
貴也はそういって、卵焼きを一口
口に入れた。
仕方ないから、私は箱の蓋を開けた。
「はい。
………え、あれ?」
あれ、おかしいな……
私が選んだのは確かに白だったけど…
なんか…違う。
え、でもこのデザインで間違いない。
……なに?なんか違う…
「……ん、腕貸して。」
貴也はそういって私の左腕を取り、
私の腕にこの白い腕時計をはめた。
「……え?」
「ま、クリスマスだしな。」
……え?え…え?
待って、どういう…
だって私が選んだのは……
「……いい加減、気づけよ。」
そういう貴也の方を見つめると
その左腕にはしっかり白い腕時計がついていて……
「……え!?
え、じゃあこれは貴也から…?」
「クリスマスプレゼント。
お揃い、好きだろ?」
うわー…なんだ、そういうことかぁ…
「……ありがとう!」
「こちらこそ、ありがとな。」


