「……書かねーの?」
「いや…その、寒くて手がかじかんで…
動いて暖まってからにする。」
「あっそ。
じゃあとりあえず飯だな。
ほらよ。」
「あ、長曽我部さんのお弁当!
久しぶりだ~。
でもみんなは?」
「8時にケータリング届く。
佐藤が昨日のうちに頼んでたしな。」
「へぇ、そうなんだ。」
でも私はこっちでいいや。
やっぱね、なんだかんだ
長曽我部さんの作るご飯が一番美味しい。
「そういや美鈴、
明日美容院予約したろ。」
「え!…聞いた?」
「まぁ佐藤からだけど。
今のままじゃスケジュール開かないから
って頼まれたわ。
なんで俺に言わなかったわけ?」
「えー、だって来年からは
スケジュールの調整とかいろいろ
長曽我部さんには頼れないし
いつまでも頼ってるわけには
いかないかとおもって。」
「……そ。しかたねーから
今日予定より少し多目に仕事すれば
まぁなんとかなりそう。
予約は19時って言ってたしな。」
「え!ってことは今日も昨日くらいになる?」
「予定通りいって昨日くらいだろうな。
それで明日は18時終わりだしな。」
……まじですか。まじか…
今日は貴也に会えないかなぁ…
「それより、ちゃんと寝てるか?
めっちゃ早起きだけど。」
「三時間以上寝ました。
それに昨日、お昼休みに10分だけ
近くの酸素カプセル入ってきたから
なんかいつもより寝なくて済んだかも。
すっきりした。」
今日も予約しとけばよかったな。
10分であそこまで疲れがとれるなら
毎日入りにいきたいくらい。
「酸素カプセルな。
確かにいいかもな。」
「あれは本当にすごいね。」


