居場所をください。




で、結局起きてることがわかると

声が聞きたくなるもので。


『もしもし?どうした?』


電話を掛けてしまった、

現在深夜2時半すぎです。


「んー、用はないんだけどさ。」


用もないのに電話をしちゃうとか

本当に乙女だな、私。


『今日は遅かったんだ?』


「うん。なんかやること多くて。

明日は絶対帰るから。」


『おう、わかった。』


「……メリークリスマスだね。」


『あー、そうだな。』


「初めてだよ、クリスマス。

まぁ一緒にいるわけじゃないんだけど

なんていうか…クリスマスに話すの。」


『それ、別に特別なことにしなくてもよくね?』


「だって去年の今ごろは貴也、

大橋さんと一緒にいたんでしょ?」


『そういう美鈴こそ

亜樹と寝てたろ、去年。』


「え!?

……あー、あれクリスマスか…」


『さすがに俺は女と一緒の部屋に

寝たことはねーわ。』


「私は仕事以外でキスしたことないですけどね。」


『ま、お互い様だな。』


「ふふ、そうだね。

っていうかなんで亜樹んちにいたって知ってるの?」


『あー、あの日たまたま亜樹たちと

ファミレスで会ったんだよ。

そこに長曽我部さんが亜樹を迎えに来て

長曽我部さんが亜樹に、美鈴が待ってる

ってわざわざ俺に聞かせるように言って

まぁ後日長曽我部さんから聞いたんだよ。』


「へー、そういうことか。」


そういえば悠斗はまたあの

嫉妬深い彼女と会ってんのかな。

藍子は岳人と会ってんのかな。


……私も、貴也に会えたらいいな。


『…明日、何時頃になんの?』


「……押さなければ日付が変わる前にはって

佐藤さんがいってたけど」


『そんなおせーのかよ。』


「…ごめんね。」


でも、今年はどうしても妥協できないんだ。

今年だけは、どうしても……