そしてそれから順にシャワーを浴びてから
私はまだ確認作業があったから
長曽我部さんや音楽ディレスターの矢田さんと
少しだけ打ち合わせをして……
深夜2時半、ようやく仕事を終えた。
「美鈴、今から帰るか?
仮眠室にするか?
どうせ明日も8時からだから
みんなとここで仮眠した方が長く寝れるけど。」
「仮眠室にする~」
もうだめ、眠い。疲れた。眠い。
……本番まで日にちがないのに
ここまで頑張ってるのに
このステージはまだ完成形ではない。
急な変更がここまで大変だとはね…
「じゃあ俺は一旦帰るから。
佐藤もここで寝てくんだろ?
美鈴もつれてって。」
「はい。
じゃあ美鈴ちゃん、こっちね。」
にしても、仮眠室まであったのね、ここは。
会社並みに便利だな。
暖房も効いてるし。
「で、美鈴ちゃんこれ。
声に出さないでね。」
そういって佐藤さんは私に
1枚の紙を手渡した。
「あ、これ…」
「これで揃うものは揃ったね。」
そういって笑う佐藤さんに
私も笑みを返した。
「というわけで、これね。」
「……またアンケートか…」
「テレビだしね。
12月31日、18時から生放送スタート
美鈴ちゃんは録画でいくから
30日朝10時からとって
放送は12月31日21時40分頃、ラストね。」
「21時40分か。
ちょうどみんな忙しいところだね。」
「そうだね。」
疲れてる。
私も佐藤さんも限界。
……なのに、どうしても顔がにやける。
二人で頑張ってきたもんね。
「よし、じゃあライブ頑張んなきゃ。
絶対完成させないとね。」
あと少し、もっともっと頑張らないとね。
「疲れてるところ悪いけど
貴也への連絡はお願いね。
あいつキレるから。」
「あ、はい。」
「ブログもね。」
「……簡単でいい?」
「いいよ。
短くてもいいから一回は更新してね。」
「はーい。」


