━━━━━━━━━━━━━━・・・・
「さてと、迎えも来たし仕事戻るかな。」
「お、もうそんな時間か。
頑張れよ。」
「……ねぇ、高橋。
今日はありがとね。
高橋がいてよかったよ。」
高橋がいなかったらきっと
話を聞くこともできなかった。
「……夏音のために、なんかしたりすんの?」
「わからない。私にできることがあるのか
それすらもわからない。
……でも、やっぱりあの子の友達は私だから。
居場所がなくて苦しんでるなら
私は昔の私のまま、ずっと待ってるつもり。
どんだけ傷つけられたって裏切られたって
犯罪歴があったとしても
やっぱり夏音は夏音だから
夏音の居場所は私が守りたい。
どれが本当の夏音だったのか、
私にはやっぱりまだわかんないけど
どんな夏音でも私は受け入れる。
見捨てられるんじゃないかって不安は
私ならわかるから。
だから絶対見捨てない覚悟を
私も持つことにした。」
もし今闇にハマってしまったなら
私が絶対照らしてあげたい。
私が夏音の"ヒカリ"になりたい。
「…じゃあ、俺も。
今度は友達として、あいつの帰りを待とうかな。」
その言葉に、自然と笑みがこぼれた。
1度は夏音を見捨てた高橋だけど
心のどこかではずっと気になってたはず。
だってあんなに好きだったんだもん。
自分が本気で好きになった人のこと
どんだけ裏切られたって
嫌いにはなりたくないよね。
「じゃあ行くね。」
「おう。
また年末にな。」
「あ、そうだ。
1月1日は打ち上げあるからね。
高橋もちゃんときてね。」
「はいはい。」
「じゃーね。」


