居場所をください。




「で、家ここ。」


「……え?ここ?え?」


待って?

……一高ちっか!!

そしてでっか!!


「早く入れよ。」


「あ、はい。」


……なんなんだこいつは。

こんなバカっぽいくせに金持ちか。

…警察のお偉いさんのご子息だもんな。


「ただいま。」


「おかえりー。」


……へぇ、おかあさん?

似てるなー。


「あ、お邪魔します。」


「え!?彼女!?」


「ちげーよ。ただの友達。

美鈴、こいよ。」


「あー、うん。」


……なんていうか…

彼女!?なんて聞かれた時点で

私に興味ないのが伝わってきた。

私をみて芸能人扱いしないのは楽だけど

やっぱ……ね。


「母さん、美鈴のこと大好きなんだよ。

だから俺に美鈴と付き合えとかよく言ってて」


「あ、そうなんだ。

よかったー。」


「は?」


知られてないわけじゃなかったのか。

よかった。

高橋の彼女にはなれないけど。