居場所をください。




私はそれから三階の歌のレッスン場にきた。


「よろしくお願いします。」


入ってきた水木先生に頭を下げた。


「おう、やるぞ。」


「じゃ、俺は仕事あるから。

終わる時間にマネージャーの永田が来るから。」


「はーい。」


よし、やるか。

頑張るか。



それから水木先生による

鬼の特訓が始まった。