居場所をください。




「……そういえばさ

長曽我部さんって私のベスト

ちゃんと聴いたことある?」


「一回もない。ベストだし。

俺のチェックはジャケットだけ。」


「へー、そう。」


…いや、もともと聴かない人だった。

聞く意味がないか。


「そういえば社長って私の歌

聴いたりするのかな…」


「はっきり言って

全然聴いてねーと思う。」


「えー!そうなの?

あの人結構私に甘いと思ったのに。」


「まぁ聴く必要がないんだろうな。

それだけ信用があるってこと。

まぁ歌詞チェックはしてるけどな。」


ふーん…そんなもんか。

まぁいいや。


とりあえず沖野さんからの手紙読も。


「今から手紙を読むので

酔わない運転でお願いしまーす。」


「あほか。」


だって酔ったら歌えないし踊れないもん。

……さてと


"拝啓 師走に入り何かと多忙な日々が続いております。"


わお、挨拶文がすごくリアルだね。

ほんとだよ。