居場所をください。




「ねぇ、1日の私のスケジュールって

どうなってんの?」


「ライブ終えて次の仕事にいって

1時には終わる。すぐ終わる。

で帰って寝て、夕方初詣行くだろ?

で一回帰って19時から打ち上げ。終わり。」


「ふーん、了解。

じゃあ長曽我部さんは夕方までに

籍を入れてくるのかな。」


「だから俺のことはいいんだよ。」


照れなくてもいいのに。


「…とりあえず時間もないし

そろそろ行くから準備しろよ。」


「はいはい。

ちょっと待っててね。」


えーと、とりあえず貴也の服だね。

仕事道具はもうバッグに入れたし…


今日も打ち合わせからだし

特にこれといってないか。


「はい、貴也。服ね。」


「おう。」


「さてとー、今日も頑張ってきますかー。

貴也も頑張ってね。行ってきまーす。」


……あ、貴也と朝の写メ忘れちゃった。

ま、いいや。


「今日は早く終わるから。」


「え、そうなの?なんで?」


「お前の友達の高橋くんから連絡が来たから。」


「え、高橋?なんで?」


「まぁそれはあとでいう。

それより31日の演出はどうすんだよ。

前のまま行くのか、そっちも新しくするのか。」


「あー、今まで通りで。

せっかく作ったんだもん。

別物になるけど、2日間来る人にとっては

新鮮でいいんじゃない?」


「…ほんと、やること斬新だよな。

そんなことするやつ普通いねーぞ。」


「ま、私がそう決めたんだから仕方ないね。」


ということで

エレベーターの中にて

長曽我部を背景にちゃっかり写メ。


"今日も頑張ってきます

みんなと会える日のために"


とSNSでライブを煽って。