居場所をください。



「飯は?連絡なかったから作ったけど。」


「うん、食べる。

お腹すいたー。」


なんか食べてる暇すらなかったしな……


「じゃあ温めるし風呂でも入ってきたら?」


「うん、ありがと。」


貴也だって忙しいのにね……

最近貴也に甘えすぎな気がする。


…朝ごはんだけは、毎日ちゃんと作ろ。

買い物もいかないとね。









「あー、めっちゃいいにおいする。」


お風呂から出ると、なんだか香ばしい香りが

リビングに広がっていた。


「長曽我部さんから

肉を食わせろって指示が来たから

気分でサイコロステーキ。

にんにくのにおいだろ?」


「あー、そうそう。

めっちゃ食欲そそられるね。

……って、これ今焼いたの?」


「その方がうまいだろ?

ほらよ、お茶でも飲みながら座ってろ。」


……もしかして、貴也もまだ…?

お腹すいてたはずなのに…


「……ごめんね」


「は?なにが?」


「いろいろ。」


「少なくとも謝られるようなことは

してないと思うけど。

早く飯にしよ。」


……やっぱ、この人が彼氏でよかったよ。