居場所をください。




それからは構成を再構成するため

また白い紙にひとつずつ書き込んでいった。


そこだけを変えればいい問題じゃないから

大幅編集となってしまったけど

長曽我部さんは明日までにそれを

シュミレーション作ってくる、と……


また大変な仕事を頼んでしまったけど

佐藤さんも、ダンサーも、バンドさんも

音楽や照明ディレクターたちも

そして、長曽我部さんも

文句言わずに取り込んでくれた。


そして23時半

なんとか日付が変わる前に

私は自宅へと戻ってこれた。


「おかえり。」


「……ただいま。まだ起きてたんだ。」


「そりゃな。

いつもまだ起きてる時間だろ。

でも遅かったな?」


「うんー…

私がまた無茶なお願いしたから。

今更みんなでまた作り直してて

すっごいハードなんだ。

……でね、クリスマスなんだけど

仕事で早く帰れなくなっちゃって…」


「へぇ、そっか。

わかったよ。」


「ごめんね。」


「いや、いいよ。

よくあることだしな。

でも、あんま無理すんなよ。」


「……ありがと。」


せっかくのオフなのにね。

クリスマスは一緒にいられない、か。