居場所をください。




「美鈴ちゃんも大変だね。」


「少しは力抜いたら?」


「だってこんなに見られてたらね…」


応援してくれるのは嬉しいんだけど…

本当に嬉しいんだけど

ここではあんまり作りたいんだけどな。


「ま、今度は時間ずらしてこよっかな。

今日はこのままいくよ。」


「でもあんた、颯太の前じゃ

完全にいつも通りじゃん。」


「そりゃ初対面のときの私の機嫌が

最悪状態だったからね。

暑いしお腹すいてたから。

あの時が特別だっただけなの。」


基本的にはいつも作っちゃうんだよね。

なんかもう隼也みたいになって来たし。

職業病みたい。なんだか。


「ま、今日は仕方ないよ。

ママ、後片付け手伝うよ。」


「え、美鈴が?

めずらしー。」


「それだけ私も大人になったってこと。」


とりあえず空になったお皿

回収しますか。