居場所をください。




「あ、美鈴ちゃん!」


「やっほー、ただいま。」


みんなに挨拶をして

私と藍子は栞奈の横へと座った。


「あれ、今日ロールキャベツ?

いいなー、美味しそう。」


私がここにいた頃は出なかったメニューだ。

いいなー。

この時期はおでんかちゃんこかカレーだったのに。


あ、麻婆豆腐とか。


「美鈴ちゃん美鈴ちゃん。

新しく来た子、美鈴ちゃんのファンだよ。」


「あー、みたいね?」


「テレビの美鈴と普段の美鈴

全然違うって言ってんのに

夢見てるけど。」


「ま、夢を売り物にしてるようなもんだから。

それよりお腹すいたんだけど。

まだ?」


「その中学生がまだなの。

バスケ部で、部活で遅くなることが多くて。」


「えー、そうなんだ。

お腹すいた~。」


でも、ママは基本的に

全員揃わないとご飯は食べない。

ホワイトボードに連絡事項を書いた人以外は

全員揃ってないとダメなんだって。

家族だから、と。