居場所をください。




服などをクローゼットにしまい、

化粧品とかを元の位置へ戻したあと

私がまずしたことは


"帰宅しました~っ!"


料理をする貴也と2ショット写メを

ちゃっかり撮影して、SNSを更新することだった。

あんなに毎日更新していたSNSやブログを

ぱったりと更新しなくなったから

元気だよ、貴也と仲良しだよってことを

みんなにお知らせしたかったから。


そして載せて数秒で

"安定のふたり!"

"相変わらず仲良しで羨ましい~"

"貴也くんが料理をしてる~!"

などなど、たくさんの返事をいただいた。

それに対し、少し時間があった私は

一件一件返すことにした。

今まで、返事をするということはしてこなかった。


だけど、貴也から手紙の返事をいただいて

私はとっても嬉しかったから。

私なんかでも喜んでもらえるかもしれないから

私はひとつひとつに返事をした。


「ん、できた。」


すると、時間はあっという間にすぎて

貴也がダイニングテーブルに料理を並べたから

私はその料理たちと写真を撮り


"貴也がご飯を作ってくれたので

ご飯食べてくるね~!

私の相手をしてくれたみんな

どうもありがとう♡"

とSNSに載せ、スマホをおいた。


「へー、男の一人飯のつもりだったにしては

洒落たもん作るんだな。」


テーブルに乗った野菜中心の料理を見て

佐藤さんはそんなことをいった。


「佐藤さんはもっと頑張った方がいい。」


それに対し、貴也はそう返したけど…


「佐藤さんはどんなご飯を作るの?」


この中で佐藤さんがダントツで

オシャレな料理をしそうだ。