「で、本気でここで寝る気かよ。」
「んー…仕方ない。
はい、枕。」
「……は?」
「だから、枕は譲ってあげるって。
向こうの部屋から私の枕持ってきてよ。」
「はぁ?」
「早く早く。」
と、私が急かすと
「ぶっ…」
枕を顔に投げられた。
「誰がそんなめんどくせーことするか。」
亜樹はそういって、本棚の前に立った。
「……しかたねーから
向こうの部屋で寝てやるよ。」
そういって、一冊の本を取った。
「ほんと!?
ありがと!」
だから、私はベッドにダイブにした。
「その代わりに
お前明日朝早いだろ。
荷物こっちにちゃんと移せよ。
着替えとか。
俺が寝てるときに部屋取りに来んなよ。」
「あ、はい。」
せっかく横になった体を起こして
仕方なく部屋から出た。


